お知らせ・塾長コラム
2016年度を迎えて

2016.04.02

ここ二年、数学が苦手の方を、大学入試の際、数学もよくできて、何とか志望大学に進学させることが出来ました。

高校の定期試験でも、数学の試験になると頭が真っ白になってしまうとのことです。教科書の中身(言葉の定義、公式、公式の導き方を含めた数学の論理)がしっかり頭に入ってないことや公式を覚えていても問題の文章に応じて使えないのが、原因のような気がします。

そこで、2016年度からは、学校の進度にあわせて教科書の中身を覚えて塾に来て口に出して論理を言ってもらい議論することや、また問題が解けたらそれを数学の論理にしたがって文章にしてもらう、いわゆる清書をしてもらうようにしたいと思っています。この清書は大変重要で、だいぶ前に、横国大の経済に現役のときは不合格で近くの私立大に通いながら、大船でやっていたときの塾に通うようになった方が、この清書を受験間際にごそっといっぺんに持ってきました。だめかなと思っていたら、合格しましたとの連絡が入りました。やりなさいと言ってもやらない人は、第一志望の大学に入るのがなかなか難しかったことを想い出しました。

受験生には、この清書をやることを徹底したいと思っています。清書をすることも、数学の論理を自分のものにすることに役立ちます。

この二つのことは、かなりの努力を必要としますが、努力していると難しい問題も解けるようになり、自分の答えが正解かそうでないかも自分で判断できるようになります。教科書の中身(言葉の定義、公式、公式の導き方を含めた数学の論理)がしっかり頭に入っていると、東大の入試問題も自分で解けるようになってきます。

この二つのことは、中学生のときからもやるのが効果的だと思います。

数学や物理の問題を解き明かしていく快感をぜひ味わってください。